R5/8/3 日帰りキャンプ

社協本部

小学生を対象に、宿泊を伴わないデイキャンプを開催しました。当初屋外でのレクリエーションを予定していましたが、当日は体中に熱気が纏わりつくような真夏日で、熱中症対策のため屋内で決行。小学4年生7名が参加しました。終始楽しそうに声を上げたり、笑いあったりした1日の様子をお届けします。

1⃣オリエンテーション

集合時間の朝9時には、ワクワクした面持ちの参加者7名が勢ぞろい。「楽しみ!」とウキウキした声が聞こえてきます。スタッフからスケジュールや注意事項を説明したあと、さっそく自己紹介タイムです。名前を呼ばれた児童は元気に返事をし、スタッフに手を振るというやり方でした。控えめに振る児童もいれば、両手をブンブン振る児童もいて和やかな雰囲気に包まれます。ここからいよいよ活動開始です!

元気いっぱいに手を振ってくれました

2⃣テント設営

2班に分かれてテントを張ります。大きなテント布や骨組みに悪戦苦闘。大人の手を借りながら少しずつ組み立てていきます。真剣な眼差しでパーツと向き合う姿が印象的です。班のメンバーと協力したり、大人に聞いたりして積極的に頑張っていました。大きなテントに試行錯誤しながらも無事に設営が完了。寝袋やエアーマットを準備してさっそく寝転んでいました。

真剣な眼差しで組み立てていきます

友達と協力!

さっそくエアーマットで休憩

3⃣上小阿仁村の自然について(講義)

テントの前にアウトドアチェアを置くと一気に講義モードに。特別講師として地域おこし協力隊の折笠先生を招き、「上小阿仁から始まる森・里・海の連環」と題して30分ほどお話してもらいました。先生の問いかけに対して一生懸命考えたり、自分の意見を発表したりすることで、より身近に自分たちの住む地域の自然環境について学べたようです。

真剣に耳を傾けていました

4⃣カレー作り

昼食づくりは午前の活動の目玉でした。自宅で料理のお手伝いをする児童が多く、「家でも大人用の包丁で具材を切っている」と教えてくれた子も!カレー作りを楽しみにしていた児童も多くいたようです。今回は2班に分かれて調理開始!
まずは具材を切ります。野菜を洗う係、皮を剝く係、食べやすい大きさに切る係に分かれました。「どのくらいの大きさが好き?」「洗ったジャガイモはここに置いてくれたら皮を剥くよ!」など声をかけ合いながら進めていきます。「玉ねぎを切ったら涙出てきた」「プールで使うゴーグル持ってきたらよかった!」との会話が飛び交う場面も。ケガをしないように慎重に行いました。

そっと包丁で切りました

丁寧にみじん切りしました

皮を剥いていきます

続いて切った具材を炒める工程です。ヤケドに気を付けて火を入れていきます。芳しい香りが漂いはじめたら、水を加えてグツグツと煮込みました。カレールーやハーブを加えて味を整えていると、「隠し味にバターとケチャップを入れたい!」との声も。「絶対おいしくなるって!」と言葉を交わしながらカレーに投入していきます。煮込むこと約10分。時折お玉でかき混ぜたり、味見をしたりしながら、ついに食欲のそそるカレーが完成しました。

焦げないように煮込みます

炊き立てご飯とカレーをお皿によそい、さっそく実食!「うまい!」「自分たちで作ったからよりおいしい!」「他の班のカレーもおかわりしたい!」との声が聞かれました。みんな大満足だったようです。

おいしそうに盛り付け

「おかわりは何杯までしていいんですか?」との声も

自分たちで作ったカレーは格別だったようです

■おまけ

カレーを食べた後は、デザートにかき氷を食べました。かき氷器で氷を削り、好きなシロップをかけます。なかにはイチゴ×メロンなどの複数種類を組み合わせた子も。冷たくて甘い夏の風物詩を堪能しました。

「難しい~!」と言いながらもみんな上手でした

午後の活動まではテントのなかで休憩。寝袋に寝てみたり、友達同士で仲良くお喋りしたりしていました。

5⃣ねぶ流し作り

上小阿仁村の伝統行事「ねぶ流し」。少子高齢化の影響で、以前より規模が縮小されたり、行わない集落があったりするため、今回児童のみなさんに体験してもらいました。
まずは伊藤完市さんから七夕まつりやねぶ流しについてお話を伺います。由来などを知ってから、ねぶ流しに欠かせない行燈作りに挑戦です。ケガに気を付けて釘打ちをしていきます。ゆっくり慎重に、かつ力強く行う必要があるため、大人たちに協力してもらいながら仕上げていきました。

伊藤完市さんのお話を聞く児童

トントンとリズムよく釘を打ちます

続いて行燈に貼る絵を準備します。半紙にカラーマジックペンで思い思いのイラストや文字を描きました。好きなスポーツに関する絵やかわいい動物のイラストなど、個性が光ります。出来上がった児童から行燈に半紙を張る作業へ移行。曲がらないように注意しながら、のり付けしていきました。最後に持ち手をビス打ちして完成!七夕まつり当日は行燈のなかに火を灯したロウソクを入れて夜道を練り歩く予定です。

好きなイラストを描いていきます

完成した行燈を持ってパシャリ!!

6⃣スイカ割り

夏といえばスイカ割り!ということでスイカを用意しました。大きなスイカに児童のテンションはマックスに!目隠しをしてプラスチックバットを持ったら準備万端。数回くるくる回ってから歩き始めます。周りの児童たちの「もっと右!」「前に行っていいよ!」「ちがうちがう、体を左に向けて!」というアドバイスがホール内に響きわたりました。目隠しした児童が大きく振りかぶってバットを振り下ろすと、ドンと大きな音が響き、大成功!みんなで喜び合っている姿が微笑ましかったです。

みごと命中!!

活動終了後に、切り分けたスイカをみんなでいただきました。真っ赤に熟れたスイカを頬張ると、口いっぱいに甘さが広がります。「楽しかったね」「おいしいね」と会話しながら食べていました。

旬のスイカに舌鼓を打ちました

7⃣活動終了

スイカを食べ終わったお皿やテント、寝袋を片付けて終了です。児童たちからは「全部楽しかった」「テントを初めてたてた」「また来年も参加したい」などの嬉々とした言葉が出ました。

普段はなかなかできない経験をたくさんできて、ひと夏の思い出が増えたことでしょう。なかには「今日のことを絵日記に書く!」と言っていた児童もおり、スタッフ一同嬉しく思います。

今後も行事を企画していきたいと考えているため、ぜひ参加してくださると幸いです。

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